ヨガの効果と解説
Effects and commentary of yoga
ここでは、近隣の接骨院さんや治療院の先生にヨガにかかわる体(骨、筋肉、関節)についてアンケート方式で質問にお答えいただいたので、ご紹介したいと思います。(掲載は50音順となっております。)
ご協力いただいた施設
●たくみ鍼灸接骨院 ●谷塚駅前整骨院
たくみ鍼灸接骨院 熊倉弘雄院長
たくみ鍼灸接骨院
院長 熊倉 弘雄
埼玉県草加市瀬崎1314-22
エクセル堀切Ⅱ 1F
048-923-2425
熊倉院長の著書
「スケルトン写真でよくわかるスポーツ★マッサージ」
専門学校の非常勤講師をはじめ、スポーツトレーナとしてもプロ野球選手、Jリーガーなど、数多くのアスリートたちの体のメンテナンスや治療をを手掛ける。現在も患者さんに触れることを最も大切にしたいと現場で多くの患者さんの治療にあたっている。
毎日朝から夜まで、多くの患者さんが来院しています。院長やスタッフのきめ細やかな対応とやさしい人柄は地区でもとても評判です。
症状に合わせた治療は丁寧に説明していただけるので安心して治療を受けられます。
朝はシニア世代や主婦、夕方以降は会社員やスポーツをする子供たちでにぎわっています。
誰にでもわかりやすく、ご家庭でもマッサージを取り入れやすい内容です。
一般の方のみならず、施術を勉強されている方も参考になる資料です。
近年におけるアスリートのトレーニング法についてと、先生が考える、運動における体(筋肉・骨・関節)ついてお聞かせください。
Q.アスリートたちがトレーニングでヨガを取り入れていることを聞いたことはありますか?
A.プロのアスリートもヨガを取り入れています。
特に、近年では取り入れている選手が増えているヨガの良さを知り自分でスタジオを作ってしまった選手までいるくらいです!
Q.アスリートたちがトレーニングでヨガを取り入れていることを聞いたことはありますか?
A.やはり柔軟性を向上させて怪我の予防に取り入れる選手が多いようです。
集中力を高めるのにも役に立ちます。よくプロ選手の映像を見ると、ここ一番の時にポーズをとったり、一連の動きを行って挑みます。そういったルーティンにも役に立つのがヨガを取り入れる理由だと思います。試合後やハードトレーニング後は疲労回復のために行っているようです。
Q.近年、子供たちの体が硬く可動域が狭くなったとよく耳にしますが、体の硬さは、スポーツをする際にどのような影響をあたえますか?そして柔軟性が養われることでのメリットはなんだと思われますか?
A.今は、公園などでも危ないとのことでボールを使ったりする事が禁止されている所が多くなってしまいました。
その為、体を大きく使う事がなく、どんどん柔軟性が低下してしまっています。
当然、そういった子供が中学に入学し部活を始めた途端、怪我や成長痛でドロップアウトしてしまう子がいます。折角、始めようと思ったスポーツも、出来なくなるのは中学生活をつまらなくしてしまいます。そういった事も考えると、小さいうちから柔軟性を養う事はその先にもつながっていくと思います。
ヨガを運動という視点からご意見お聞かせください。
Q.ヨガを行うことで、一般的に一番わかりやすい体の変化は、体が柔らかくなることですが、長時間立っていることや歩行、座っていることが楽になったというお声を沢山いただいています。この場合、筋肉や骨関節など、体にどのような変化、効果があったと思われますか?
A.筋肉は関節をまたいで繋がっているものが多くあります。
筋肉は関節をまたいで繋がっているものが多くあります。ですから、その筋肉が硬くなれば関節の動きを妨げ負担をかけてしまいます。また、靭帯も柔軟性がなくなると、付着部を引っ張ってしまい、関節の変形を促してしまいます。こういったことから、ヨガで柔軟性を向上させる事が、立つ・座る・歩くといった日常生活を楽に過ごせるメリットだと思います。
Q.ヨガはポーズをとる際、呼吸しながらとることを最も大切にしています。呼吸をとることで体のなかに酸素をたくさん送り込んでいるわけですが、筋肉を伸ばしたり、関節を曲げたりすることでの呼吸との関係についてご意見がありましたら聞かせてください。
A.呼吸は非常に大切です。呼吸法によって自律神経の調節をとる事も出来ます。
そこに、ヨガのリラックス効果をプラスして行けばなおの事体に与える影響は大きいと思います。現代社会において、どうしても自律神経の歪みから体が硬くなったり、体調不良を訴えてくる方もいます。こうしたことから、酸素をたくさん取りこんで筋肉を伸ばすことは、血液の循環を良くして疲労軽減・怪我の予防にもつながります。
Q.ヨガを行う場合の先生から、ご意見もしくは注意点がありましたらお聞かせください。
A.ヨガはあくまで自分の体の為に行うもので、競って行うものではありません。
自分の体と相談しながら痛くない範囲で行って頂く事が大切です。また、怪我や病気がある方は主治医の先生にヨガをしていいかどうか相談して行う事も大切です。その時だけではなく、ヨガを長く続けて行ける事が一番ですので無理なく行って頂きたいと思います。
谷塚駅前整骨院
埼玉県草加市谷塚633 谷塚駅西口関ビル1F
048-951-2556
診療時間 9:00~21:00
定休日 日曜日
谷塚西口駅前にある整骨院です。
アットホームは雰囲気は、入り口に入った瞬間に感じられます。
「ビューティーサポート谷塚」も併設、耳つぼダイエットなどもできます。産後の骨盤調整にも力を入れている女性に優しい整骨院です。
谷塚整骨院では、院内でイベントも行われています。スタジオからも
「ヨガ体験」をやらせていただきました。
産後の骨盤調整についてお聞かせください。
Q.出産を終えた後の女性の骨盤はどのような状態ですか?
A. 妊娠期間から骨盤にある関節が柔らかくなり、産後1年前後で元の固さに戻っていきます。
妊娠をしたときから、女性ホルモンのリラキシンが活性化して体中の靭帯が緩み、胎児の成長に骨盤が合わせられるようになります。産後約1年かけてゆっくりと元の状態に戻っていくので、この期間は骨盤にある仙腸関節が柔らかくゆがみやすい状態といえます。
Q.産後の骨盤調整はいつごろから行うのが良いですか?
A.普通分娩の場合1か月前後帝王切開でも2か月前後から行えます。
普通分娩ですと1か月前後、帝王切開でも健診で問題なければ産後2か月前後から調整は可能です。
Q.骨盤のゆがみは体にどのような影響を与えますか?
A.身体のバランスを崩すため、肩こり、腰痛などの慢性疾患などが起きやすくなります。
骨盤の傾きが上半身のバランスを崩すと、姿勢を悪くして起こる頭痛や肩こりなどを引き起こします。また、骨盤が歪むことで、関節の可動域を制限したり、内臓の位置がずれてしまうことにより、基礎代謝が低下してしまいます。
Q.骨盤を調整することで、どのような効果が期待できますか?
A.体だけでなく、神経への作用が期待できます。
歪みが原因で起こる諸症状の改善。また関節の可動域が広がり基礎代謝アップや、骨盤の開閉がスムーズになることによって自律神経の安定が考えられます。
Q.産後の調整の時期を逃しても骨盤の調整は可能ですか?
A.調整は可能ですが効果が出やすいのは産後1年前後です。
骨盤は、産後1年前後が柔らかい期間なので、この期間が1番歪みやすいのですが、調整も効果が出やすい期間です。この期間を過ぎますと、骨盤はもとの硬さに戻るので、調整は可能ですが、時間がかかったり、戻らない場合もあります。
Q.整骨という観点から骨盤に特化した運動について先生のご意見がございましたらお聞かせください。
A.ヨガも含め身体の柔軟性を高めながらできる運動が理想だと思います。
妊娠出産期間で運動量は激減し、女性ホルモンも大きく変化していますので、身体が硬くなったり筋力が低下しています。
シニア世代に関していくつか質問させてください。
Q.シニア世代の方が衰えやすく、加齢とともにトラブルが生じやすい部分はどこですか?
A.筋力の多かった部位ほど注意が必要です。
加齢とともに運動量は減り、筋力も衰えてきます。なので筋力の多かった部位ほど衰えは感じやすいと思います。
Q.シニア世代だからこそ積極的に動かしたほうが良いとされる体の部分はどこですか?
A.体全体の筋力、柔軟性を高めることが大切です。
シニアに限ったことではありませんが、歩行が困難になると、運動量は格段に減ってしまいますので、筋力はもちろん、柔軟性も高めて可動域を広げましょう。
Q.シニア世代の方が運動するうえで、注意することがありましたら教えてください。
A.無理せずゆっくり自分のペースで徐々に行いましょう。
動くことは良いことですが、急に運動量を増やし、怪我をしてしまうと逆効果なので、無理せずゆっくりと増やしていきましょう。また、身体を柔らかくしておくと、怪我の予防にもなりますので、ヨガやストレッチで柔軟性を高めるのも良いと思います。